語感の波を失うな

前にも言いましたが、速読でペーパーバックなどを読んでいるといわゆる英語の語感の波に乗ってくることがよく分かります。そうするとしめたもので内容に集中してどんどん英語の文章を読み進めるようになります。ところがこの語感の波というものが結構もろいものでございまして:

  • 私は物心ならぬ、英語心(?)がついた頃からずっとreadingには英英辞書(ロングマン現代英英辞典 )(最新の第4版 - 最新書評はこちら)を使用してきました。おそらくTOEIC700点くらいの頃からです。特にそれでなくてはならないわけではなかったのですが、いいと言われて素直にそうして既に10年が経とうとしています。
  • そして最近はWeb上のreadingでは先に紹介したようなHDDにインストールして使える電子英和辞書を使用するようにもなりました。そこで一つのことに気がつきました。
  • 英英辞書を最小限必要に応じて使用しながらペーパーバックを読んでいるときのような英文に対する没頭感が後者(Web)の場合少ないということです。Webなので画面上で読むからだろうか?違いました。原因は英和辞書でした。
  • 英英辞書の場合は分からない単語を英語で調べるわけですから英語の語感を保ったまま本文も辞書もいったりきたり出来ます。これが英和辞書となるとその辞典で日本語が頭の中に介入してくるせいでしょうか、disturbされた感じがつきまといます。
  • ということでWeb上でも英英の電子辞書を使用してみました。やはり思ったとおりです。NesweekのWeb版などを読んでいても遙かにcomfortableな感じです。
  • 我々、non-native speakerの英語の波に乗った状態というのは、かなりの上級者になってもまだまだ脆いものです。そういう意味では英英辞書に早いうちから慣れておくというのはとても役に立ちます。
  • 次のページで英英の電子辞書を簡単に紹介しておきます。